エンジニアの中には、キャリアアップしてプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどの立場で働くことを目標にしている人も多くいます。そのような立場で仕事をする上で大切な要素が、リーダーシップです。
プロジェクトリーダーとして働く場合、自分個人のスキルだけでなく、チームで共に働くエンジニア全員をまとめていかなければなりません。チーム全体のやる気を高めたり、一致団結するためにはリーダーとしてのスキルが求められます。特に、問題や課題が発生したときには、正しい判断を迅速に下すリーダーとしての資質が問われると言えるでしょう。
リーダーシップとは、チームの方向性を考えて、それを明確にする能力のことです。リーダーには物事の状況を的確に見極め、優先順位を定めることに加え、チームを鼓舞して士気を高め、それを維持していくスキルが求められます。生まれながらにリーダーシップに有利となる資質を持つ人もいますが、リーダーシップは身につけていくことのできるスキルです。
リーダーシップは、総合的なスキルの総称であると言えます。そのため、まずはリーダーに不可欠となるいくつかのスキルを段階的に身につけていくことが大切です。例えば、リーダーの仕事にはチームのメンバーと円滑なコミュケーションを取りながら仕事の進捗状況を管理し、プロジェクトをやり通すことが含まれます。そのため、チーム内でのやりとりを円滑にするためのコミュケーションスキルは欠かせません。なおかつ、チームメンバーとの仕事上の関係性を良好にするコミュニケーションの取り方を心得ておく必要があり、リーダーとしての資質が問われます。
そのほかにも、プロジェクトの進捗管理や品質管理、さらにコスト管理を的確に行うためのマネジメントスキルも不可欠なスキルであると言えるでしょう。リーダーとしてチームを牽引するからには、こうしたプラスアルファのスキルは必須です。プロジェクトの成功は、リーダーに左右されるといっても過言ではありません。資質がなければ、リーダーシップを身につける努力が必要です。